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この項では、Discoverer Viewerの起動に関するよくある質問に対する回答を示します。項目は次のとおりです。
EULは、ビジネスに焦点をあてた直感的なリレーショナル・データベース・ビューのことで、一般的なわかりやすい用語を使用しています。EULにより、データベースにつきものの複雑さから解放されます。このため、データ・アクセスを気にせずにビジネスの問題に専念できます。
Discoverer管理者は、ユーザーがDiscovererを使用する際にわかりやすいデータベース・ビューが表示されるように、EULを作成します。
パブリック接続を使用してDiscovererを起動した場合、Discoverer管理者がユーザーにかわってEULを指定します。独自の接続を作成した場合、EULそのものを選択するか、自分に割り当てられたデフォルトのEULを受け入れます(詳細は、「ログイン情報を作成し、Discoverer接続に保存する方法」を参照)。
Discovererを使用するには、Discovererに接続するためのデータベース・アカウントが必要です。データベース・アカウントの詳細は、EULおよび言語の設定とともにDiscoverer接続に保存します。
注意: 組織でシングル・サインオン(1回のログインで多数の異なるアプリケーションにアクセスできるシステム)を使用している場合は、シングル・サインオンのアカウントも必要です。組織でシングル・サインオンを使用しているかどうかについては、Discoverer管理者に問い合せてください。詳細は、「シングル・サインオンの概要」を参照してください。
データベース・アカウントは、次の2つの情報で構成されています。
ユーザー名: データベースでユーザーの識別に使用する短縮名。video5、marketingなどです。
パスワード: ユーザー名の認証に使用する秘密鍵。最初のパスワードは、データベース管理者によって作成されます。組織のデータを保護するため、パスワードを他人に教えたり、書き留めたものを他人に読まれないようにしてください(詳細は、パスワードの変更時期と変更が必要な理由を参照)。
保存されていないログイン詳細でDiscovererを開始するには、ログイン情報を作成し、新規のDiscovererプライベート接続に保存します。
ログイン情報を作成し、Discoverer接続に保存する手順は、次のとおりです。
Discovererの接続ページを表示します(詳細は、「Discoverer Viewerの接続ページの表示方法」を参照。)
「接続の作成」をクリックし、「接続の作成: 接続の詳細」ページを表示します。
接続するユーザーのタイプを、次のいずれかに設定します。
リレーショナル接続を作成するには、「接続先」ドロップダウン・リストから「Oracle BI Discoverer」を選択します。
マルチディメンション接続を作成するには、「接続先」ドロップダウン・リストから「Oracle BI Discoverer for OLAP」を選択します。
Discoverer for OLAPは、Oracle11g Databaseでの使用が保証されていません。
Oracle Applications環境のデータにアクセスするための接続を作成するには、「接続先」ドロップダウン・リストから「Oracle Applications」を選択します。
「接続名」フィールドに、新しい接続を識別するための接続名を入力します。
接続名は、OracleBI Discovererに接続ページの「接続」列に表示されます。
(オプション)「接続の説明」フィールドに、接続の説明を入力します。
たとえば、その接続を使用してアクセスするワークブック名を追加できます。
「ロケール」ドロップダウン・リストから、使用する言語を選択します。
作成する接続のユーザー名、パスワードおよびデータベースの詳細を指定します。
ヒント: ユーザー名、パスワードおよびデータベースの詳細に入力する内容が不明の場合は、Discoverer管理者に問い合せてください。
注意: 「接続先」ドロップダウン・リストで「Oracle Applications」を選択した場合(およびシングル・サイン・オン・ユーザーとしてログインした場合)、Discovererは「データベース」フィールドのみを表示します。以降のページでユーザー名およびパスワード(必要な場合)を指定します。
次のいずれかの方法で詳細を保存します。
「適用」をクリックして指定した詳細を保存し、「接続」リストに戻ります。
「適用」および「接続」をクリックして指定した詳細を保存し、指定したログイン詳細を使用してDiscoverer Viewerを起動します。
注意: 「接続先」ドロップダウン・リストで「Oracle Applications」を選択した場合(およびシングル・サイン・オン・ユーザーとしてログインした場合)、Discovererではユーザー名の選択ページまたはユーザー名およびパスワードの入力ページが表示されます。
「接続先」 ドロップダウン・リストで「Oracle Applications」を選択した場合は、次の処理を行います。
ユーザー名を選択(懐中電灯ボタンが表示されている場合)するか、「ユーザー名」フィールドにユーザー名を入力します。
注意: 「ユーザー名」フィールドは、関連付けられたOracle Applicationsユーザー名が複数あるSSOユーザー、または非SSOのOracle Applicationsユーザーに対してのみ表示されます。
「パスワード」フィールド(懐中電灯アイコンを使用してユーザー名を選択した場合、シングル・サインオン・ユーザーには表示されません)にパスワードを入力します。
Oracleデータベース(Enterprise Editionリリース11.1以降)では、パスワードの大/小文字が区別されます。
「適用」をクリックして指定した詳細を保存します。
「接続先」ドロップダウン・リストで「Oracle Applications」を選択しており、ユーザーに複数のOracle Applications職責がある場合は、Oracle Applications職責の選択ページが表示されます。次の処理を行います。
「Oracle Applications」ドロップダウン・リストから職責を選択します。
「適用」をクリックして指定した詳細を保存します。
(リレーショナル・データのみ)ユーザー名に複数のEnd User Layerへのアクセス権がある場合は、接続の作成: End User Layerページが表示されます。次の処理を行います。
「End User Layer」ドロップダウン・リストからEnd User Layerを選択します。
「適用」をクリックして指定した詳細を保存します。
「適用」をクリックした場合、OracleBI Discovererに接続ページが表示されます。作成した新規接続が接続リストに組み込まれます。作成した接続を使用してDiscoverer Viewerを起動するには、「接続」リストで新規接続名をクリックします。
「適用」および「接続」をクリックするとDiscoverer Viewerが起動し、開くワークブックおよびワークシートの選択を要求するメッセージが表示されます。
Discoverer接続に保存されているログイン詳細を変更する場合は、その接続を編集します。たとえば、Discoverer Viewerの起動に使用するユーザー名を変更できます。
Discoverer接続を編集する手順は、次のとおりです。
Discoverer Viewerの接続ページを表示します(詳細は、「Discoverer Viewerの接続ページの表示方法」を参照。)
編集する接続名の隣の「更新」列に表示されている鉛筆アイコンを選択します。
ヒント: 正しい接続を使用していることを確認するには、「詳細」列の「表示」をクリックして接続に関する詳細情報を表示します。詳細情報を非表示にするには、「非表示」をクリックします。
「接続の更新」ページが表示されます。
必要に応じて、接続の詳細を変更します。
次のいずれかの方法で詳細を保存します。
「適用」をクリックして入力した詳細を保存し、「接続」リストに戻ります。
「適用」および「接続」をクリックして入力した詳細を保存し、指定したログイン詳細を使用してDiscoverer Viewerを起動します。
ユーザー名に複数のEnd User Layerへのアクセス権がある場合は、接続の作成: End User Layerページが表示されます。次の処理を行います。
「End User Layer」ドロップダウン・リストからEnd User Layerを選択します。
「適用」をクリックして指定した詳細を保存します。
「適用」をクリックすると、Oracle BI Discoverer Viewerに接続ページが表示されます。作成した新規接続が接続リストに組み込まれます。作成した接続を使用してDiscoverer Viewerを起動するには、「接続」リストで新規接続名をクリックします。
「適用」および「接続」をクリックするとDiscoverer Viewerが起動し、開くワークブックおよびワークシートの選択を要求するメッセージが表示されます。
注意
編集できるのは、自分で作成したプライベート接続のみです。Discoverer管理者が作成したパブリック接続は編集できません。
ログイン詳細を完全に削除する場合は、Discoverer接続を削除します。たとえば、不要になった接続を削除できます。
Discoverer接続を削除する手順は、次のとおりです。
Discoverer Viewerの接続ページを表示します(詳細は、「Discoverer Viewerの接続ページの表示方法」を参照。)
削除する接続名の隣の「削除」列に表示されているごみ箱アイコンを選択し、「確認」ダイアログを表示します。
ヒント: 削除しようとしている接続が正しいことを確認するには、「詳細」列の「表示」をクリックして、接続に関する詳細情報を表示します。詳細情報を非表示にするには、「非表示」をクリックします。
確認ページで「はい」をクリックして接続を削除し、OracleBI Discovererに接続ページに戻ります。
注意
削除できるのは、自分で作成したプライベート接続のみです。Discoverer管理者が作成したパブリック接続は削除できません。
パブリック接続とは、Discoverer管理者が作成したDiscovererログインのことです。パブリック接続を使用すると、ユーザーは独自の接続を作成せずに、Discoverer Viewerを起動してワークブックにアクセスできます。
パブリック接続は編集または削除できません。パブリック接続を作成、編集および削除できるのは、Discoverer管理者のみです。
ユーザー定義接続(プライベート接続とも呼ばれます)とは、ユーザー自身が作成したDiscovererログインのことです。プライベート接続はユーザーが編集および削除できます。プライベート接続へのアクセス、編集および削除ができるのは、それを作成したユーザーのみです。
データ・セキュリティを保つために、パスワードは定期的に変更する必要があります。
同じパスワードを継続して使用できる有効期限は、システム管理者が指定します。これは、パスワードの変更が必要となるまでの期間です。
Discoverer Viewerの起動時に、新規パスワードの入力を要求された場合は、そのパスワードの有効期限が終了していることを意味します。期限の終了日が近づくと、Discoverer Viewerへの接続時に、指定した日数内にパスワードの有効期限が終了することを警告するメッセージが表示されます。この期間内にパスワードを変更しない場合、有効期限が終了したときに新規パスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。
パスワードを第三者に知られたと思われる場合も、パスワードを変更することが重要です。
次の場合は、接続用のパスワードを変更します。
パスワードの有効期限が終了した場合
パスワードの有効期限の終了日が近い場合
パスワードを別のユーザーに知られた場合
接続に使用するパスワードを変更する手順は、次のとおりです。
Discoverer Viewerの接続ページを表示します(詳細は、「Discoverer Viewerの接続ページの表示方法」を参照。)
パスワードを変更する接続の隣にある「更新」アイコンを選択します。
「データベースのパスワードを変更」をクリックします。
「パスワード」フィールドに、現行のユーザー名に対する現在のデータベース・パスワードを入力します。
「新規パスワード」フィールドに、現行のユーザー名に対する新規のデータベース・パスワードを入力します。
Oracleデータベース(Enterprise Editionリリース11.1以降)では、パスワードの大/小文字が区別されます。
「パスワードの確認」フィールドに、現行のユーザー名に対する新規のデータベース・パスワードを再度入力します。
「終了」をクリックします。
OracleBI Discovererに接続ページが表示されます。これで、Discoverer Viewerを開始するための接続が使用できます。
注意
入力したパスワード詳細の一部が無効な場合は、エラー・メッセージが表示され、変更する必要がある値が示されます。
異なるEnd User Layer(EUL)を使用してDiscovererを開始する接続が必要な場合は、Discoverer接続のEULを変更します(詳細は、「End User Layer(EUL)の概要」を参照)。
Discoverer接続に使用するEULを変更する手順は、次のとおりです。
Discoverer Viewerの接続ページを表示します(詳細は、「Discoverer Viewerの接続ページの表示方法」を参照。)
End User Layerを変更する接続の隣にある「更新」アイコンを選択します。
「パスワード」フィールドに、Discoverer接続用の有効なパスワードを入力します。
Oracleデータベース(Enterprise Editionリリース11.1以降)では、パスワードの大/小文字が区別されます。
「続行」をクリックします。
現在のDiscoverer接続のユーザー名に複数のEnd User Layerへのアクセス権がある場合は、Discoverer接続用End User Layerの選択ページが表示されます。次の処理を行います。
「End User Layer」ドロップダウン・リストからEnd User Layerを選択します。
「終了」をクリックします。
OracleBI Discovererに接続ページが表示されます。これで、Discovererを開始するための接続が使用できます。
注意
ユーザー名に複数のEnd User Layerへのアクセス権がない場合、デフォルトのEnd User Layerは変更できません。
入力したパスワードが無効な場合は、エラー・メッセージが表示され、変更する必要がある値が示されます。